Information

金彩の流儀 吉田美統 × 吉田幸央

9月11日(水)より、日本橋三越本店にて企画展「金彩の流儀」が開催されます。

高い技術を要する「釉裏金彩」と重なり合う色彩と金が美しい「金襴手」、それぞれの表現方法で昇華させた2人の作品を一堂にご覧頂ける展示会です。

 

ぜひご覧くださいませ。

 

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令和 6 年、様々な出来事が瞬く間に過ぎ去りました。私達は、今でも捨てられずに残しておいた当時の破片を、折に触れ見つめながら作陶を続けています。

最後まで悩んでいた今回の企画名を、使い古されて気恥ずかしい思いもしながらも、思い切って「金彩の流儀」としようと決めたのは、捨てずに保管してある代々の金彩破片を眺めていた時でした。代々引き継いできた金彩の複雑な技を、その大きな幹を失わずに次々と変化させてきた先人の「流儀」が、いきなり心の中で俯瞰できたような気がしたからです。

今回は、吉田美統と吉田幸央がその先人から受け継いできた金彩技法を、それぞれのやり方で新しい表現として昇華させてきたその「流儀」を感じ取っていただければ幸いです。

 

錦山窯三代 吉田美統

四代 吉田幸央

 

 


 

金彩の流儀

吉田美統 × 吉田幸央

 

[会期]2024年9月11日(水)〜9月16日(月・祝)

営業時間 10時〜19時(最終日17時まで)

[会場]日本橋三越本店 本館6階 美術特選画廊

 

下記よりデジタルカタログをご覧いただけます。

https://my.ebook5.net/mitsukoshi/yoshita0911/

 

人間国宝 吉田美統展

只今、姫路・山陽百貨店にて「人間国宝 吉田美統展」を開催しております。

 

長きに亘り心血を注ぎ完成させた「釉裏金彩」という技法は、金箔を釉薬の中に閉じ込めることにより金本来の色を保ち輝きを一層際立たせ、その美しさは見る人を異次元の世界へ誘います。

金箔の草花は色鮮やかに咲き誇り、生命の持つ力強さを感じて頂けることでしょう。

 

また、特別企画として四代当主の吉田幸央と錦山窯の作品もご覧いただける「錦山窯の系譜展」も同時開催されております。

 

吉田美統の「釉裏金彩」の世界をぜひご覧くださいませ。

 

 

 


「人間国宝 吉田美統展」

<併催> 錦山窯の系譜

 

[会期]2024年8月28日(水)〜9月4日(水) ※最終日は16時まで

[会場]山陽百貨店 本館6F 催し会場

 

「蟲秘茶會」

 

 

虫と植物がつくり出した神秘の茶である「虫秘茶」。

幼虫の体内で発酵された香りと深い味わいは 、もとの植物を強く感じるさせる香りを持つと同時になぜか神秘的で懐かしい。

何万年もの生命活動のプロセスの中で生み出され、現代に甦ったこの「虫秘茶」は、まさに奇跡のお茶と言っても良いでしょう。

今回は、錦山窯4代にわたる試行錯誤の中から生まれてきた新旧の茶器の中で醸し出される奇跡のコラボレーションを、皆様と一緒に愉しことができれば幸いです。

 

 

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[茶] 虫秘茶

虫秘茶とは虫と植物がつくり出す全く新しい茶の種類。茶となるのは、植物の葉を食べた虫の糞、それだけです。虫秘茶の香りや味は掛け合わせる植物と虫の種類により劇的に変化します。

[茶人]茶舎 觀壽

金沢で様々な日本茶と台湾茶の喫茶と販売を行いながら、美味しいお茶を通して生産者と人々をつなぐ活動をしています。

[菓子]甘味こしらえ しおや

美味しいお米が作られている日本で、もっとお米のおいしさを伝えられればとグルテンフリー米粉100%のお菓子を作っています。日本にある昔ながらの甘味や季節を感じるお菓子を、一つひとつ丁寧にこしらえていきます。

[演出]錦山窯

錦山窯は、石川県小松市高堂町にある九谷焼上絵付を専業とする窯元です。

1906(明治 39)年に初代吉田庄作がこの地に開業して以来、およそ 110 年の間、窯の火を絶やさずに作陶を続けてきました。

[空間]嘸旦

九谷焼 窯元、錦山窯のギャラリー「嘸旦 -MUTAN- 」。

九谷焼の価値観をつくり手から使い手に直接伝えることで、九谷焼のあるライフスタイルの愉しみを、皆さんと一緒に探求していきたいと考えています。

 

 

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【日程】9月20日(金)①14:00〜 ②18:30〜

            9月21日(土)   ③14:00〜 ④18:30〜     

【場所】嘸旦

〒923-0031 石川県小松市高堂町ト18

【料金】お1人様 4,400円(税込)

【定員】各回8名

【申込】Instagramアカウント@kinzangama_kilnまでDM、もしくはinfo@kinzangama.comまでメールにてお申し込みくださいませ。

また、お電話でも承っております。錦山窯(0761-22-5080 ※平日のみ)

TEAWARE III -special exhibition by various artists-

「essence kyoto」にて8/1より、様々な素材の21名による茶器展が開催されています。

錦山窯からは吉田太郎の作品がご覧いただけます。

お近くにお越しの際は是非お越しください。

 

-参加作家-

安藤由香、伊藤萠子、岩切秀央、打田翠、大谷哲也、大谷桃子、大山求、尾形アツシ
小野哲平、北山栄太、清岡幸道、艸田正樹、篠原敬、高木剛、督田昌巳、二階堂明弘
pheno (白石陽一)、森岡希世子、森本仁、吉川和人、吉田太郎

 

Participating Artists
Yuka Ando, Moeko Ito, Shuo Iwakiri, Midori Uchida, Tetsuya Otani, Momoko Otani, Motomu Oyama , Atsushi Ogata , Teppei Ono , Eita Kitayama , Kodo Kiyooka , Masaki Kusada, Takashi Shinohara, Go Takagi, Masami Tokuda , Akihiro Nikaido, pheno by Yoichi Shiraishi, Kiyoko Morioka, Hitoshi Morimoto , Kazuto Yoshikawa , Taro Yoshita

 

【企画展開催に際して】

*多くの方に作品を手にしていただくため、恐れ入りますが,ご購入いただけるのはお一人様10点(うち、ポット類は2点)までとさせていただきます。ご理解お願いいたします。

 

Thank you for understanding that each person can purchase up to 10 pieces. (up to 2 pots included)

 


 

「TEAWARE III -special exhibition by various artists-」

【会期】2024年8月1日 (木)~8月12日 (月)

Open:11:00 ~ 18:00 会期中無休

 

【場所】essence kyoto

京都市左京区岡崎円勝寺町36-1 2F

 

 

 

 

 

「無心に」 – 金襴手装飾体験 –

9月4日、大阪・中ノ島 Cafe AMADEUS STORYにてワークショップを開催いたします。

九谷焼の伝統技法である金襴手を用いケーキ皿をお作り頂けるイベントです。

 

ワークショップ後は、錦山窯の作品をご覧いただきながら皆様とスイーツ&ティーパーティーをご用意しております。

 

 

皆様のご参加を心よりお待ちしております。

 

 

 


錦山窯 × AMADEUS STORY

「無心に」 – 金襴手装飾体験 - 0.5ミクロンの金箔を使ったケーキ皿作り

 

世界的なパンデミックそして悲惨な戦争。今年の元旦の能登半島大震災。

私達は心静かで安らかに過ごせる時がどんなにかけがえのないものなのか実感しているのではないでしょうか。

今回のAMADEUS ACADEMYでは、1906年加賀平野に開窯した九谷焼錦山窯の四代目 吉田幸央氏、るみこ氏をお迎えして、九谷焼のお話をうかがい、西洋と東洋の文化交流を願う空間で心やすらかにそして無心に金襴手体験していただきます。

仕上がった作品は一度、錦山窯で焼き上げ、後日お客様へ配送にてお届け致します。

ワークショップ後は錦山窯の作品をご覧いただきながら季節のスイーツ&ダルマイヤーティーパーティーを作家の皆さまとご一緒にお楽しみいただきます。

 

 

【日時】2024年9月4日(水)

【会場】Cafe AMADEUS STORY

〒530-0005 大阪府大阪市北区中ノ島3-6-32 ダイビル本館1階

【参加費】12,000円(税込)

(セミナー、ワークショップ、仕上げ(窯元にて)、配送料、季節のスイーツ&ティー、お土産込み)

 

イベント詳細&お申し込みはこちらから:https://amdevent2409.hp.peraichi.com

 

 

継(ツナグ)「WAKO’s SDGs Month」~石川・能登の美。つなぐ人。~

「WAKO’s SDGs Month」の取組みを通して、7月17日(水)まで<石川・能登の美。つなぐ人。>をテーマに、和光と所縁の深い石川・能登の伝統工芸作家とこれからを担う若手作家や職人15名の作品とメッセージを本店各ショーウインドウにて紹介されています。

 

・吉田幸央 メッセージ

「令和六年元日の出来事は、多くの工芸家に悲しい決断を否応なく迫ることになりました。様々な方々からの有形無形の心遣いに心から感謝し、被災地の作り手に広く光が当たることを祈念しつつ、これからも真摯に作陶を続けていきたいと思います。」

 


 

「継(ツナグ)」
【展示期間】2024年7月1日(月) ~ 7月17日(水)19:00まで
【場所】セイコーハウス/和光本店 中央ショーウインドウ

そのほか、西ウインドウ、メトロウインドウ、本店1階ウインドウなど

 

 

 

 

 

 

〜七夕夜〜 カケラ ト ダンス ト チャ 

今年元旦、古の職人達の魂の抜け殻のように積み重なった沢山のカケラを目にし、私達は茫然としていました。

そして時が流れ、ようやく静かな気持ちが戻ってきた今、あの無数に積み重なるカケラ達は再び魂を宿し、まるで天の川の星々のように美しく瞬いているように見えました。

七夕の夜、不思議な縁によってお茶とダンスとカケラが出会います。
きっと奇跡のような一時に皆様をお連れすることでしょう。

 

【日時】2024年7月6日(土)19:00〜 7日(日)19:00〜(予約制)

【会場】錦山窯 嘸旦ギャラリー

【料金】4400円(税込)

【定員】各回8名 (お子様とご一緒に来られる方は、お申し込みの際にお知らせください)

【申込】https://kinzangama.com/contact/

【TEL】錦山窯 0761-22-5180

 

※駐車場有り

※19:00までに錦山窯の工房にお集まりください

 

嘸旦 夜景

 

 

MARTA GRESPAN

石川県と京都府を拠点に活動するマルタは、お茶の愛好家であり、煎茶道、茶道、茶義の実践者でもある。接客業のキャリアを生かし、お茶を通じて文化や分野を超え、人と人との有意義なつながりを生み出すためにLeaves, powder and…を設立。マルタは、お茶とは人と人とのつながりであり、お茶を分かち合うことは人生最大の喜びのひとつだと信じている。

@leaves_powder_and

 

 

横谷理香(dancer)

9歳で踊りを始める。ヨーロッパでの活動を経て、 現在は石川県を中心にコンテンポラリーダンスのダンサーとして活動中。さまざまなジャンルのアーティストと作品を創作したり、子供達にレッスンを通して踊りの楽しさを伝え、踊りをもっと身近に感じてもらう活動を行なっている。

また、実家の家業である和菓子屋を手伝い、練り切り体験の講師としても活躍。

現在は練り切りを通して日本の伝統文化を伝えると共に、日本の伝統文化(茶道や陶芸・和菓子)とダンスを融合させた作品も模索中。

2019年イタリア にてDance well teachers course を受講し、20202 月にダンス・ウェル指導者として認定を受ける。

@rikayoko121

 

 

ルル・アーリン

嘸旦の庭に住み着くアーティスト

@comiru

九谷焼・陶芸の粋

2024年元旦に能登半島地震が発生し、地域の九谷焼陶芸界にも大きな影響を与えました。

完成間近の作品が割れた作家や、足の踏み場もないほどに多くの作品が損傷した作家も少なくありませんでした。

しかし、そのような困難を乗り越え、未来に向けて歩みを進める作家たちの存在を知っていただきたいと考えます。

 

彼らが生み出した作品を通じて、地域の復興への思いや、美の繊細さ、そして研ぎ澄まされた技術を感じていただける場を提供するため、本展「九谷焼・陶芸の粋」が企画されました。

本展では、現代の陶芸界で活躍する九谷焼作家の作品を中心に展示販売されます。

吉田幸央氏をはじめ、本展の趣旨に賛同した陶芸作家の今泉今右衛門氏、酒井博司氏、望月集氏も参加し、作品も展示販売されます。

 

 

さらに6月2日(日)15時より、本展示の出品作家である吉田幸央・今西泰赳の2名によるギャラリートークも開催いたします。是非お越しくださいませ。

 

 


 

【会期】 令和 6年 6月1日(土)〜 期間限定展開

【場所】 銀座蔦屋書店

〒104-0061 東京都中央区銀座6丁目10-1 GINZA SIX 6F

 

 

蒸溜WORKSHOP@香林居

先日香林居にて開催した蒸溜workshop。

お越し頂きました皆さま、誠にありがとうございました。

当日はこの時期満開となるカモミールを収穫・蒸溜、そして味わうという全身で香りを感じる特別なワークショップとなり、収穫したフレッシュカモミールは甘くほのかに青林檎を思わせる芳醇な香りで、とても幸せを感じるひとときとなりました。

 

そして当日の昼食はタイワニーズ・キュイジーヌKarchさんと錦山窯のコラボレーション。

今回の企画にあわせて製作したうつわでお召し上がりいただきました。

・季節野菜のスープ

– 浮世  其ノ八  杯 <錦山窯>

・干し貝柱の豆漿粥

– 浮世 JUNE  蓋付鉢 <錦山窯>

・国産鶏の紹興酒漬

– 浮世 JUNE  台付鉢 <錦山窯>

 

・台湾式大根餅

  – 浮世 JUNE  馬上杯 <錦山窯>

・蒸籠 蒸し加賀野菜・能登豚角煮の割包(レモングラスの香り)

   – 浮世 JUNE  プレート <錦山窯>

 

・豆花(レモンバーベナの香り)

    – Hue. 蓋付茶碗 <Yoshita Mifuyu>

・フレッシュカモミールハーブティー

   – 浮世 JUNE  急須 <錦山窯>

 

 

素地は長く錦山窯に眠っていたヴィンテージを使い、

この季節に合う空気感を纏った色彩で錦山窯らしく仕上げました。

昔の職人の手業が光るうつわたちは、実際に使うことであらためて良さを感じます。

画像にあるうつわについては全て販売をしておりますので、気になるものがありましたらぜひお問い合わせくださいませ。

<お問い合わせはこちら>

 

イベントのご案内 @香林居

新緑薫る5月11日(土)、 津幡町のハーブ農園「PAYSAN」で採れたジャーマンカモミールを資材に、香林居の蒸溜機を用いて蒸溜水を精製する、香りのワークショップを開催いたします。

ともに香りを作り上げてくださるのはフレグランスデザイナーのSema Haruna。

ワークショップ内では実際にハーブ農園へ赴き、ジャーマンカモミールの摘み採りをご体験いただけます。

また、蒸溜が終わるのを待つ間、錦山窯とKarchがコラボレーションをした特別な昼餐をご用意。タイワニーズキュイジーヌ「karch」にて、この日だけの特別な昼食をご堪能いただけます。

空間を淡く満たす、ジャーマンカモミールの熟れた果物のような甘やかな香りをお楽しみください。

【開催日時】

▶︎ 2024年5月11日(土) 10:00 – 15:00

【場所】

▶︎ 香林居

石川県金沢市片町1丁目1-31

10時にエントランスへ集合ください。

【料金】お1人様 16,500円(税込)※香りの製作、昼食代金含む

【定員】12名

【申込】以下予約フォームより受け付けております。

https://forms.gle/yyfVrb47Gs7iW6Tf7

【 EVENT CONTENTS 】

[Place]

香林居(@korinkyo_kanazawa)

自然、文化、歴史が滲みわたる金沢の地にあり、東洋世界における美の在り方、その処方を試みる宿泊空間。1Fにある蒸溜機では毎日、白山の森林素材を蒸溜しています。

[Perfumer]

Sema Haruna(@haruna.sema) 株式会社Selenophile CEO

「わたしだけが知っているわたしの望む香り」をテーマに、オーガニック・野生種の精油、天然香料を使用して香りのart directionを行う。パーソナルな香りの診断やコスメの香り監修、ホテルや東京オリンピック2020等のイベントの空間演出を実施。2022年より独立行政法人国際協力機構(JAICA)の香りの専門家として国内外問わず、地域ブランディングや異文化交流の活動も行っています。

[Harb]

PAYSAN (@paysan0502)

石川県かほくの地で、「ハーブとの出逢いが少しだけ生活を豊かにし、少しだけ人生を幸せにします。」をコンセプトにハーブの生産と販売を行っています。

[Art direction]

錦山窯(@kinzangama_kiln)

錦山窯は、石川県小松市高堂町にある九谷焼上絵付を専業とする窯元です。1906(明治 39)年に初代吉田庄作がこの地に開業して以来、およそ 110 年の間、窯の火を絶やさずに作陶を続けてきました。

[Food]

Karch(@karch_kanazawa)

東洋医学思想をベースとしたタイワニーズ・キュイジーヌ。今回は特別にフレッシュなカモミールを取り入れ、薬膳粥を中心とした昼食をご提供します。