西武池袋本店アートギャラリーにて、8月9日より「錦山窯の仕事」展が開催されます。
錦山窯の器とともに、吉田美統・幸央の作品もならぶ見ごたえのある展示となっておりますのでぜひご覧くださいませ。
「錦山窯の仕事」展
会期:8月9日(水)〜15日(火)
会場:西武池袋本店6階(中央B7)アート・ギャラリー
西武池袋本店アートギャラリーにて、8月9日より「錦山窯の仕事」展が開催されます。
錦山窯の器とともに、吉田美統・幸央の作品もならぶ見ごたえのある展示となっておりますのでぜひご覧くださいませ。
「錦山窯の仕事」展
会期:8月9日(水)〜15日(火)
会場:西武池袋本店6階(中央B7)アート・ギャラリー
<File 415>鮮やかな色づかいでバラエティー豊かな色絵が魅力の「九谷焼」。▽渋い色調に大胆なデザインの「古九谷」。奥行きを感じさせる濃厚な色の秘密とは!?▽明治時代、海外で一大ブームを巻き起こした、ゴージャスな“ジャパンクタニ”。圧巻は、きらびやかな金と、繊細な「赤」の技!▽金のグラデーション、オーロラのような色彩、最高の輝きを追求したピラミッド…九谷焼の進化形が続々登場!
【出演】草刈正雄,四代 徳田八十吉,中村元風,【語り】木村多江
6月23日(金)より金沢G-WING’Sギャラリーにて暮らしのポット展が開催されます。
6名の作家とともに吉田るみこの作品も展示され、会期中には日本茶と台湾茶の専門店によるイベントも催されます。
ぜひお立ち寄りくださいませ。
■暮らしのポット展 〜日々を彩るお茶時間〜
お茶を楽しむために欠かせないポットや急須を中心に、豊かなお茶の時間を演出するカップや豆皿が揃います。
日本茶と台湾茶の専門店「茶舎 觀壽(みこと)」のお茶イベントも開催。
【開催日時】20176年月23日(金)〜7月2日(日)10:00〜17:00 会期中無休
□6月29日(木)「茶舎 觀壽」出張教室 10:30〜12:00、13:30〜14:00(参加費:一席500円)※要予約
金沢市松寺町子24-1
076-238-0788
本日6月5日より、東京・目黒区東山にあるレストランHIGASHI-YAMA Tokyoにて、錦山窯のある石川県の食文化をお愉しみ頂けるイベントが開催されます。
錦山窯で長く大切に保管されていた古い酒器の一部を、この企画に合わせ特別に提供させて頂いた大変貴重な機会です。
2つの異なる顔を持つ能登地方と加賀地方からなる石川県の豊かな食文化とともに、ぜひお愉しみくださいませ。
本日5月31日より、東京ミッドタウンにあるサントリー美術館にて開館10周年記念「神の宝の玉手箱」展が開催されております。
約50年ぶりに修理を行った国宝「浮線綾螺鈿蒔絵手箱」が修理後初公開されるこの企画に合わせ、
明日6月1日からミュージアムショップにて錦山窯のcobacoシリーズが多数展示販売されます。
今回新しくデザインをおこしたcobacoも揃えておりますので、お近くに来られた際はぜひお立ち寄りくださいませ。
錦山窯オンラインショップに商品を追加いたしました。
こちらはオンライン限定の商品となりますので、この機会にぜひご覧くださいませ。
Falling Flower
錦山窯に伝わる名品の中に「色絵花詰手飾皿」があります。四季折々の花々が百花繚乱と咲き乱れ、金彩が施されている華麗な大皿です。そよ風が吹き、良い香りが漂い、蝶々が舞い踊っている様子を想像させるこの飾皿は、雪深い北陸の長い冬の間、春を待ちわびる職人の思いの結晶なのでしょうか。今回は、その中から薔薇、木槿、紫陽花、躑躅などを拾い上げ、天から舞い落ちてくるかのようにデザインにしてみました。
昨年末から続いていたイベントがやっと落ち着き、ここで錦山窯の仕事について少しご紹介したいと思います。
華やかな九谷の世界のなかでも特に錦山窯は金彩の技法を得意としており、九谷焼の工房では極めて珍しく金粉を自家生産しています。
写真は工房で年に何回か行う金粉の製造の様子。
昔は少量の金箔を手でそれこそ毎日のように消していたのですが、肩を痛めるので先代からは独自のやり方を工夫して石川式攪拌擂潰機というちょっとマニアックな名称の設備を使って行っています。
特製の大きな乳鉢に切り回しと呼ばれる金箔の切れ端とにかわ・水を加え手で潰すように練ったのち、擂潰機で練っていきます。
その後水簸することで沈殿した金を取り出し、窯の上で自然乾燥させたものを鉢ですり潰せばやっと金粉の出来上がりです。
水簸・乾燥までいれて製造に3日間。
ちなみに金箔の単位はいまだに匁、一度に切り回しを約20匁使用します。
水簸中は金の微粒子が水面を漂い、なんとも言えないとても神秘的な景色が広がります、、、!!