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KUTANI KINZANGAMA KILN
錦山窯ロゴ

技法

金襴手

色絵陶磁器に金彩を焼き付ける装飾技法およびその作品。九谷では金泥が絵付けに多様され、九谷焼を代表する技法の一つ。明治初年、庄三 (1816 ~ 1883)が洋絵の具に成功、彩色金襴手と呼ばれ、明治以降、九谷焼の主流となった。

金襴手
金襴手

釉裏金彩

通常の金彩は釉薬の上に金泥を用い塗布・線描するが、釉裏金彩は金粉や模様に切り抜いた金箔を貼り、その上に透明釉を掛けて焼きつけたもの。金箔の厚さが異なるものを使ったりすることで、模様に幅ができる。

釉裏金彩
釉裏金彩

白盛

白絵の具を凸状に盛り上げる上絵付けの技法。またこれに使う白い盛り絵の具そのものを指す言葉でもある。繊細な唐草文用を白盛りで描くことにより、素地の白色との微妙な対比を表現することができる。

白盛
白盛

金消し

金箔を細かくすりつぶして、金粉にすること。それに膠を加え、よく擂り混ぜ合わせたものが金泥絵の具となり、金彩絵付けに利用している。自家製で作ることによって、市販の金泥絵の具よりも細かく発色がよいものができるため、錦山窯では金消しが欠かせない作業となっている。
この作業に使う箔は、様々な用途で使われる金箔のきりまわしの部分のみを購入し利用している。

金消し
金消し